流行するかも?フレーバー緑茶を楽しもう!

注目される新たなお茶、フレーバー緑茶

さかのぼること1200年以上も前、平安時代から日本人は緑茶が大好きでずっと飲んできました。当初お茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人だけしか口にすることができませんでした。しかし江戸時代頃になるとお茶は一般庶民にも飲まれるようになり、現代では手軽に飲める水出しタイプのものも増えていますし、ペットボトルに入っている緑茶を買って飲んでいるという人も多いですね。

このように日本人の私たちの日々の生活に密着している緑茶は今さらなる進化を遂げて、もしかしたら大ブームになるかも?と注目されているのが、フレーバー緑茶です。

フレーバー緑茶とは

フレーバー緑茶というのは緑茶に香りや味を付け加えた、風味豊かな緑茶のことを指します。通常の緑茶に対して、花や果物、スパイス、ハーブなどを組み合わせて、独特の香りや味を持たせフレーバーな緑茶です。

フレーバー緑茶の種類

フレーバー緑茶には多くの種類がありますが、代表的なフレーバー緑茶の種類には以下のようなものがあります。

  • ジャスミン緑茶
    緑茶にジャスミンの花を加えたもので、爽やかな花の香りが特徴的です。
  • シナモン茶
    緑茶にシナモンのスパイシーな風味を加えたもので、温かみのある味わいが特徴的です。
  • ミント緑茶
    緑茶にミントの爽やかな香りと風味を加えたもので、口中をスッキリとさせる特徴があります。
  • レモングラス緑茶
    緑茶にレモンの酸味と爽やかな香りを加えたもので、さわやかな味わいが特徴的です。
  • ライチ茶
    緑茶にライチの甘酸っぱい風味を加えたもので、フルーティーな味わいが特徴的です。
  • グレープフルーツ茶
    緑茶にグレープフルーツの爽やかな酸味と香りを加えたもので、さっぱりとした味わいが特徴的です。
  • ローズ茶
    緑茶にローズの花の香りを加えたもので、優雅な香りと芳醇な味わいが特徴的です。

これ以外にも梅緑茶や桃緑茶、ゆず緑茶、更には地域やブランドによってもさまざまなフレーバーがあります。これらのフレーバーは、緑茶の苦味や渋みを和らげたり、新しい味わいを加えたりすることで、独自の味を楽しむことができます。

フレーバー緑茶の効果

フレーバー緑茶の効果については個別の成分やブランドによって異なるため、一概にすべてのフレーバー緑茶に同じ効果があるわけではありませんが一般的に次のような効果や特徴があると言われれています。

  • 飲みやすさの向上
    フレーバー緑茶は、緑茶の本来の苦みや渋みを和らげ、飲みやすくなることがあります。これにより、緑茶を苦手とする人にも飲みやすくなり、日常的に緑茶を摂取する機会が増えるかもしれません。
  • 香りや風味の追加
    フレーバー緑茶には、ジャスミン、ミント、レモンなどのフレーバーが加わることで、独特の香りや風味を楽しむことができます。これにより、緑茶の味わいをより楽しむことができるでしょう。
  • 抗酸化作用
    緑茶自体が抗酸化作用のある成分を含んでいますが、一部のフレーバー緑茶には、例えばローズの花びらに含まれるポリフェノールなど、より高い抗酸化作用を持つ成分が加わることがあります。これにより、フレーバー緑茶の抗酸化作用が強化される可能性があります。
  • リラックス効果
    ジャスミン茶やミント茶などの一部のフレーバー緑茶には、リラックス効果があるとされる成分が含まれることがあります。これにより、リラックスやストレス軽減の効果を期待することができるかもしれません。

紅茶との違いについて

ここでフレーバー緑茶は、香りが高い紅茶とどんな違いがあるのか紹介しましょう。緑茶と紅茶は、そもそも茶葉を使ったお茶の一種ですが、その製法や特徴にいくつかの違いがあります。ここでは5つの大きな違いを説明します。
  1. 製法の違い
    緑茶は茶葉を収穫した後、直接的に加熱や蒸し処理をすることで酸化を抑え、緑色を保ったまま製造されます。一方、紅茶は、茶葉を酸化させることで茶葉を発酵させ、茶葉の酸化により茶葉が赤褐色を帯びるように製造されます。
  2. フレーバーの違い
    緑茶は、鮮やかな緑色を持ち、爽やかな香りやさわやかな味わいが特徴的です。一方、紅茶は、赤褐色を帯びた濃厚な香りと甘みがあります。また紅茶にはアッサムやダージリンなどの産地やブレンドによって異なる味わいのバリエーションがあります。
  3. カフェイン含有量の違い
    茶葉の品種や製法によってもカフェイン含有量は異なりますが、一般的に、紅茶には緑茶よりも多くのカフェインが含まれる傾向があります。
  4. 保存方法の違い
    緑茶は酸化しやすいため、湿気や光を避けて保存する必要があります。一方、紅茶は酸化されているため、湿気や光にあまり影響を受けず、比較的保存がしやすいとされています。
  5. 消費地域の違い
    緑茶は主に日本、中国、韓国などのアジア圏を中心に消費されています。一方、紅茶は、イギリス、インド、スリランカなどの国々を中心に消費されています。

フレーバー緑茶の作り方

フレーバー緑茶の作り方は非常に簡単です。フルーツ系のフレーバーなら緑茶にドライフルーツを混ぜるだけです。オレンジ、アップル、クランベリー、アプリコットなどなど、自分の好きなドライフルーツを使って作ってみましょう。ハーブやレモンピールなども混ぜると更に複雑なフレーバーになり自分好みのフレーバー緑茶に巡り合うのが楽しみです。

淹れ方のコツとしては、普通の緑茶なら80℃以下お湯で淹れるところですが、フレーバー緑茶は香りが立つように100℃に近い沸騰したお湯を使うと良いでしょう。

フレーバー緑茶を楽しめるお店「おちゃらか」

画像出典元:おちゃらか|OCHARAKA

フレーバー緑茶はまだまだ新しい商品であるために取り扱われている店舗が限られていますが、
その中でも最初のフレーバー緑茶専門店「おちゃらか」を紹介します。

おちゃらかは東京の日本橋にある商業施設コレド室町にあるフレーバー緑茶専門店で、フレーバー日本茶が47種類以上も販売されている専門店として人気です。店内を訪れると、甘い香りと日本茶の香りとを感じて店内に入るだけで癒し効果が得られちゃいます。

おちゃらか オンラインショップ 株式会社おちゃらか

好みのフレーバー緑茶をギフトに

フレーバー緑茶のさまざまな種類からも、フレーバー緑茶は日本茶にあう、日本人に馴染み深いものだけではありません。桃やラ・フランスといった甘い香りは海外の人からも人気を集めています。このように広がりをみせるフレーバー緑茶だけにギフトとしても幅広く利用できるのではないでしょうか。そこでフレーバー緑茶をギフトとして選ぶのに最適なおすすめサイトをご参考にしてみたください。

また、フレーバー緑茶と合わせて、お茶のお供にお菓子などを一緒にプレゼントすると更に喜ばれるでしょう。ちょうどいいプチギフトが揃うサイトも一緒に紹介しておきます。


こちらは和風プチギフトといって、金平糖やかりんとう、変わり種ならミニたいやきなどがかわいらしく包まれて売られています。1つ200~400円以内で買えるものなので、ぜひフレーバー緑茶と一緒にプチギフトも添えてみてはいかがでしょうか。
【参考サイト】モモフク(百福)|ギフト専門店

フレーバー緑茶を楽しもう!

フレーバー緑茶は日本古来のフレーバーだけでなく様々なものが取り扱われているため自分の好みのフレーバーを選ぶことができます。そのため老若男女問わず幅広い人に支持される可能性を秘めています。フレーバー緑茶というのは日本茶の美味しさは残しつつも、フレーバーが加わることによってさらに風味を楽しめるようになるというのが最大の特徴。
お茶を淹れるとフレーバーの借りを楽しむことができ、口に含むことによってお茶の味わいを楽しむことができ、二段階での楽しみができることで、今まで以上に日本茶を楽しめるようになるでしょう。