ブームから定番化しつつあるコーヒー
ここ10年ほどで私たちの生活にコーヒーはなくてはならないものへと変わりました。
アメリカからシアトル系コーヒーが入ってきたことで、手軽に本格的なコーヒーを楽しむことができるようになりました。
一昔前までは、外のお店で楽しむコーヒーといえばアメリカンがほとんどでしたが、今ではエスプレッソやラテ、カプチーノといったものがリーズナブルに気軽に楽しめます。
そのため、私たちの生活にはコーヒーはなくてはならないものになりつつあるのです。
新たなコーヒーブームの誕生
このカフェやコンビニエンスストアで気軽に飲むことができるようになったコーヒーについで新たなブームとなりつつあるのがデカフェです。
デカフェというのはノンカフェインに類似したコーヒー製品のことであり、これが注目を集めています。
もともと、コーヒーが好きな人でもカフェインの摂りすぎを不安視する人は多くいました。
また、妊娠中にはコーヒーが好きな人でもカフェインの摂取量を気にして控えるという人も少なくありません。
このような場面では、従来はたんぽぽコーヒーのようなコーヒー豆とは異なる植物を用いて似た味を再現したノンカフェイン飲料が飲まれてきました。
しかしやはり味わいが違うということでこういったノンカフェイン飲料はあまり好まれないことも多くあったのです。
そこで、本来カフェインが含まれているコーヒーからカフェインを取り除いでカフェイン摂取に気を使っているという人でも飲めるようにしたコーヒーであるデカフェが注目されています。
デカフェもどんどんと進化をしている
デカフェが誕生した当初はカフェインの除去率があまり高くなかったり、コーヒーの味わいが損なわれたりという問題点も多くありました。
しかし、最近ではカフェインの抽出技術がどんどんと進化しており、ほとんど普通のコーヒーと味わいが変わらないものも増えています。
そのため、デカフェを愛飲している人はどんどんと増加傾向にあり、今では輸入量もここ10年で大幅に増加しているのです。
オフィスや家庭でもカフェイン量を気にすることなく心置きなく飲むことができるとして、多くの人が利用しています。
画像引用/料理の専門学校 レコールバンタン
アレンジをして楽しむことができる
デカフェを飲んでいると物足りないと感じる人も中にはいます。
どうしてもカフェインがなくなることでコーヒー本来の深みや苦味が薄れてしまうことがあるためです。
しかし、最近ではデカフェの種類も増えており、メーカーが各々色々な抽出技法を考えてデカフェを製造しています。
種類が増えたことによって、色々なデカフェを飲み比べることが可能です。
そのため色々と飲み比べると自分好みのデカフェに出会えることがあります。
また、コーヒーショップの場合にはショットを追加するとコクが出て飲めるという人もいます。
このように自分好みの抽出方法、コーヒー豆を探すというのもデカフェの楽しみの一つです。
ぜひデカフェにネガティブなイメージを持っている人こそ自分に合うものを探すために色々と試してみましょう。