料亭から学ぶ美味しいご飯の炊き方

家でも美味しいお米を炊くことができる

主食であるため、日本人の誰もがお米を好きと言っても過言ではありません。
せっかくならば、毎日食べるお米についても美味しいものを食べたいと思うものです。

しかしながら、一流店のような美味しいお米を食べるのは不可能と思われがちです。
実際に普段食べているお米も同じものなのに日によって味が違うように感じることもありますし、炊き上がりに違いを感じることもあります。

また、多くの人はお米の美味しさを決めるのはそのお米の品質であると思いがちです。
毎日高価なお米を食べ続けることは不可能だということから、私たちは自宅で美味しいお米を食べることは不可能なのだと思っている傾向があります。

しかし、そのようなことは決してありません。
おいしく炊くためにはいくつかのポイントがあり、それをきちんと行うだけで普段食べているお米が格段においしくなるのです。
そこで、ここでは普段のお米をおいしくするためのコツを紹介していきます。

有名店の料理長に聞く、美味しいお米の炊き方

美味しいお米の炊き方を身につけるには、有名店で美味しいお米を日頃から炊いている人が心がけていることを知ることが最も近道です。
彼らはもちろん高品質なお米を使っていますが、それ以外にもそのお米が持つポテンシャルを最大限発揮できる炊き方というのを知っています。

そこで、私たちが日頃食べているお米もそのポテンシャルが最大限生かせる炊き方を学ぶだけでおいしくすることができるのです。
洗い方や炊き方、水の種類と覚えることは色々とあり面倒に思われがちですが、慣れてくれば決して難しいことはありません。

美味しいお米の炊き方

美味しいお米を炊くには、まずお米の研ぎ方から確認する必要があります。
昔は精米技術が荒く、お米が汚れていたり、きちんと精米されていないことが多かったですが、今は精米技術が高くなったことでそのようなことはありません。
そこで、お米を洗うのは最低限で十分となっており、ゴシゴシすることなく指で揉む程度で十分です。

逆にゴシゴシと擦ってしまうとお米が割れてしまいます。
お米が割れると味が損なわれる原因となりますから、優しく研ぎすぎないよう心がけましょう。

次に、研いだ後の水の状態も確認が必要です。
洗った後の水が濁りがあっても良いとされていますが、濁りがあるとぬかが残って匂いや黄ばみの原因となります。
そこで、水が濁らなくなるまで変えることが望ましく、目安としては4回から5回すすぎましょう。

これだけでお米の美味しさは飛躍的に変わります。
炊きたてはもちろんですが、炊いた後レンジで温めたお米や炊き上がりから時間が経ったお米でも見違えるように仕上がりが変わります。

良いお米を食べること

良いお米を食べるというのは勇気が必要です。
やはり、毎月のコストがかかりますから簡単に良いお米に切り替えるということはできないものです。

しかし、一日あたりに換算してみるとお米のお金というのは決して高いものではありません。
そこで、美味しいお米が食べたいと思えば少しランクを上げて高いお米を食べるというのも一つの方法です。
お米一つでも美味しさが変われば食事の楽しみが増えますし、食も進み、日々の生活が変わります。